メラミンスポンジはとても便利なお掃除グッズのひとつです。
ただ、その使い方を間違ってしまうと・・・
悲惨な結果を生むことになってしまいます。
だからこそしっかりと使い方を守って、適切に汚れを落としていきましょう。
本日はそんな「メラミンスポンジ」の使い方を解説していきます。
メラミンスポンジって何?
おそらくこのページに辿り着く方々はメラミンスポンジのことはご存知かとは思いますが、念の為、記述しておきます。
一言で言うなら、「激落ちくん」です。
100均なんかでよく見かけますね。
水だけで汚れが落とせるのでとても便利です。
メラミンスポンジの注意点
メラミンスポンジはその構造上、汚れを削って落とします。
そして削った後は、細かい傷が無数に残ります。
よっぽど強く擦らない限り、傷が目視できるような状況には陥りませんが、素材によっては一発アウトです。
便利だからと言って、手当たり次第擦ることはできませんのでご注意ください。
メラミンスポンジでステンレスを磨きたい
皆さん、けっこう判断に悩まれるのが「ステンレス」に対する研磨です。
結論から申し上げますと、
ツヤがあるステンレスは磨かない方が良いです。
汚れは落ちるかもしれませんが、ツヤも一緒に無くなってしまいます。
ヘアライン加工してあるステンレスは、目に沿う形であれば擦っても問題ないでしょう。
同じステンレスでも加工方法によって判断が変わってきますので、ご注意ください。
メラミンスポンジが使えない場所
FPR素材(浴槽など)
パッと見は使えそうな素材に見えるかもしれませんが、特に浴槽などはコーティングされているものも多いので、メラミンスポンジで擦るとコーティングを剥がすことになってしまいます。その結果、汚れが付きやすくなってしまうので、わざわざメラミンスポンジを使う必要はないでしょう。
アクリル板
プラスチックをメラミンスポンジで擦ると表面に傷が付き、曇ってしまいます。アクリル板もプラスチックなのでアウトです。今はコロナ禍による仕切りの為に使われることも多いですね。
車のボディ
車のボディにメラミンスポンジを使ってしまうと、塗装やコーティングが剥がれてしまい、せっかくの愛車が目も当てられない状況になってしまいます。気をつけましょう。
漆器
漆器はうるしを塗り重ねて作られる工芸品ですが、そんな漆器が持つ光沢・ツヤが失われることになります。断熱効果も弱まってしまうので、漆器にメラミンスポンジは厳禁です。
肌・歯
メラミンスポンジはその見た目以上に強力な研磨力を持っていますので、肌を擦ると肌が負けて赤く傷付いてしまいます。歯に使うと表面上のエナメル質を剥がしてしまい、歯の表面の保護能力を失うことになります。絶対に使ってはいけません。
メラミンスポンジが使える場所
ステンレス
上記でお伝えした通りですが、ツヤがないステンレス、あるいはそこまで気にならないステンレスであれば使っても問題ないでしょう。
鏡
基本的には問題ありませんが、曇り止めコーティングされている鏡には使わない方が良いでしょう。せっかくのコーティングが剥がれてしまいます。
陶器・洗面台
水まわりで使う陶器には汚れ防止の加工がされているものが多いです。直ちに問題が発生するわけではありませんが、使い続けると徐々にツヤが無くなってくるでしょう。
ガラス
ガラスは素材が強いので、メラミンスポンジで傷が付くことはありません。コーティング加工などには注意しましょう。
水栓・蛇口(メッキ)
水栓・蛇口の汚れにメラミンスポンジが効果的です。まだ柔らかい水垢なら削り取ることも可能です。頑固な水垢に対してはさすがに限界がありますので、クエン酸などを併用して落としましょう。
ガスコンロ
ガスコンロまわりの油汚れなどにも効果的です。軽い汚れなら水だけでも構いませんが、汚れが強い場合には重曹やアルカリ電解水なども併用した方が良いでしょう。
急須・カップの茶渋
普通のスポンジではなかなか落とすことが難しい、急須やカップの茶渋もメラミンスポンジなら簡単に落とすことができます。
メラミンスポンジの総評
ここまでメラミンスポンジが使える場所・使えない場所を解説させて頂きました。
要約しますと、「光沢・ツヤ」があるもの、「コーティング加工」が施されているものに関しては、原則メラミンスポンジはアウトということです。
何に使うにしても強く擦り過ぎると傷になります。
メラミンスポンジは「研磨スポンジ」なので、当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、その辺りを意識しながら使って頂けると幸いです。
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